つい先日AmazonプライムデーでAmazon Echo Dotを購入しました。
Echo Dot 第3世代 - スマートスピーカー with Alexa、チャコール
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2018/10/30
- メディア: エレクトロニクス
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これと一緒にスマートプラグと呼ばれるものも購入したので、それらを運用してどうなのかということを今回書いてみようと思います。
何番煎じだよっていうようなタイトルですが、どうぞお付き合いください。
結論から書いておくと、まさにタイトルどおりスマートスピーカーのある暮らしはまだ早い です。
スマートスピーカーは確かに面白いところもありますが、実用性にかけるというか、あったところで「まあこんなものかな」ってなるんじゃないかなという感じです。
スマートスピーカーの使用歴
私は2,3ヶ月ほど前からGoogle AssistantをRaspberry Piに入れたものをスマートスピーカーとして利用していた経験があります。
現在は諸事情でそれが動いていないのですが、その頃の用途としては「ニュースを読み上げる」「天気を読み上げる」という初歩的な使い方だけでした。
詳しい話は次の章でしますが、スマートホームデバイスとしての活用方法としてば微妙な感じです。
スマートスピーカーだけに限った話
スマートスピーカーだけしか使えないのであれば、おそらくラジオとかとあまり変わらないと思います。
ラジオとスマートスピーカーの違いは受動的か、能動的かという点です。
ラジオはずっと聞き手でしかないので、目的の内容を聞くことができるまで待つ必要があります。受動的なものですね。
一方、スマートスピーカーは自分からスマートスピーカーに話しかけて目的の内容を取り出すので、好きなタイミングで聞くことができます。能動的です。
この点はそれなりに大きな違いなのですが、正直なところ「スマートフォンやパソコンとそこまで違う?」というのが私の感想です。
確かに、スマートスピーカーは能動的に使用するものですが、デバイスとのやり取りがすべて音声なので自然な方法といえます。しかし、そのインターフェースに対してAIが微妙です。
受け答えしてくれますが、いわゆる「コンピューター感」や「人工無能感」が残っています。
その点をどうにかしないと微妙という評価は変わらない感じです。
おそらく合成音声がもっと良くなればより自然な対話ができるんじゃないかと思っています。
その点でニュース機能はよくできています。
サードパーティ(具体的に言えばYahoo!ニュースなど)が提供しているニュース機能は、ニュースを人間が読み上げたものを再生しているので、違和感はほとんどありません。
スマートプラグとの連携
スマートプラグは音声やネットワーク経由で電源のオンオフを制御することができるものです。
いわゆるコンセントのスイッチを制御する感じですね。
これも正直微妙です。
最近の電子機器はコンセントを挿した瞬間に電源が入るものはほとんどありません。
つまり、コンセントを挿して何らかの操作(ボタンを押すなど)をして初めて電源が入る仕組みです。
スマートプラグが想定しているのはコンセントを挿した瞬間に電源が入る電子機器なのでほとんどそういうものはありません。ちょっと古い扇風機とかぐらいじゃないでしょうか。
なので使いみちがとても限られてくるというのが実情です。
ちなみに好きなタイミングでオン/オフできるので、扇風機であれば扇風機内蔵のタイマーよりも長い時間でタイマーを設定することができる他、温度計などと連携すれば暑くなったときに扇風機をオンにするという使い方もできます。
スマートホームデバイスだらけにするのは手間がかかる
おそらく殆どの家庭にはスマートスピーカー対応の電化製品はないと思います。
高価で新しい電化製品を導入しているご家庭であれば対応しているかもしれません。
日本の電化製品は赤外線によるリモコンが今でも根付いているので、赤外線送信機能を持たないスマートスピーカーは別途追加で赤外線送信機が必要になってしまいます。
スマートスピーカー対応の電化製品に乗り換えていくのは手間がかかりますし、赤外線送信機も送信可能範囲が限られてくるのでいくつか設置する必要が出てきます。
スマートスピーカー対応の製品は徐々に増えてはいますが、まだ時期ではないと言っても過言ではないです。
普及までは数年かかりそうな感じがするので、スマートスピーカーのある暮らしはまだ早いと思います。